top of page
アンカー 2

1.折損補修

保証書がなくなったり、補償期間が過ぎて

しまったお気に入りロッドの折損補修

●先端切詰め
 先端2~3cmの場合、そのままで2番、3番ガイドの位置をズラして補修可能です。
ただし、先端径0.6~0.7mmのロッドでは、操作感が全く別物になることもあります。

●ソリッドティップ差替え
 ソリッド部分で折損した場合、切詰めで操作感が変わってしまう場合などは、新しいソリッドティップに差替えします。

●折損部繋ぎ
 縦裂けがない場合は、折損部の内径にフィットするように印籠芯を制作して繋ぎ、外径側をカーボン繊維で補強します。
繋ぎ部分の強度、剛性がUPしてしまうので、若干、ハリがあるように操作感が変わったと感じることもあります。

 

2.グリップ交換

アンカー 3

市販ロッドでは、時として見た目重視で、使いにくいグリップになっていることも。また、多量の接着剤が使われていたり、アーバー素材が悪くて感度を低下させていることも。

シンプルな、IPS、VSSグリップや、スケルトンリールシートへ取替することで握りやすく。

アーバーはカーボン系素材を使って適量の接着剤で組み立てることにより、振動伝達ロスを最小限にします。


 

アンカー 4

3.ガイド補修

スレッドコーティングの割れ、ガイドのガタツキ、ガイドリングの割れ・欠損などの補修。

 

4.補修事例

アンカー 5

SRAM UTR-55one-TOR CQC チタンティップ化

 ティップ折損していましたが、ちょどソリッド差込部から折れていましたので、差込部のソリッドを抜き、チタンティップに差替え。

 ブランクスがかなりハリが強いためチタンティップも元径の太いものを選択し、オリジナルでテーパ調整。 全長を同じくチタンを長くしてしまうとダルダルの振り抜けの悪いロッドになってしまうため、あらかじめ短くなることを伝えて、1.5gで扱い易いチタンにしています。

TICT スラム Ultimate tune UTR-60lux 折損補修

 折損部の前後の損傷部位をカットし、内径にあう印籠芯を製作して接続。 繋ぎ部をカーボンロービングで補強しました。

 グリップエンドから印籠芯を入れなければならないため、バットエンドを取外し、似たような形状にEVAを加工し、再度取付ています。

 ※補修工程と難易度からすると、ロッド新作の方が実は楽です。

ジギングロッド ガイド補修

 ガイドのガタツキがありましたので、一旦取外し、新しくスレッド巻き直し固定しました。

 フルベンドさせるベイトロッドは、ガイドフットの負荷がスレッドにもかかり、スピニングよりも傷みやすいようです。

​ソリッド部のササクレ補修(応急)

​<ソルセン リミットブレーカー PSSS-77S>

 ロッド先端のソリッドのササクレがどうにかならないかと相談あり、しのぎ補修してみました。 一番上のロッドです。

​ 断面が7~9割残っているので、ササクレの炭素繊維と、下面側の微細縦クラックが口開きしないようにカーボンロービングで補強巻きを入れてコーティングしています。

 スペックの6~7割負荷の使用では問題ないでしょう。

(折損したらソリッド交換する前提で、試しにやってみましたが、今のところ問題なく使えてるそうです。)

宵姫 天 S54FL-solid 折損補修

​<チタンティップ化>

 2番ガイド上での折損。

ブランクスが柔らかいと思っていたのでソリッド補修を推奨しましたが、受け取ってみるとしっかりしたブランクスだったので、チタンティップ化しました。

​ 詳細はこちらに記載

エギングロッド 折損補修

​<切詰め補修>

 #1の一番バット側のガイド付近で折損。

​印籠芯を入れると、元々の#2の差込みと干渉するため、切詰め。

​ 詳細はこちらに記載

天龍 ルナキア582S 折損補修

<ソリッドティップ交換>

​チタンチップ化できれば実施したかったのですが、繋ぎ部のチューブラブランクスが想定よりも太く、チタンティップとアンマッチのためソリッドティップ補修としました。

​ 詳細はこちらに記載

ブリーデン トレバリズム410TS 折損補修

​<チューブラ折損部から再繋ぎ>

 チタンティップ繋ぎ部の下約40mmでの折損。

​オリジナルのチタンティップが残っていましたので、折損部へ繋ぎ直して、ガイド配置をやり直ししました。

​ 詳細はこちらに記載

バスロッド ガイド補修

<ガイド曲がり修正と再取付>

​ ガイドが曲がって、スレッドから抜け出してしまっていたので、一旦取り外し。 曲がりをできるだけ元に戻して、再度、ガイド取付てスレッドコーティングしています。

​鯛ラバロッド Restaffine ティップ修理

<折損チューブラをチタンに換装>

​ 安易に出来るでしょうと請負ったものの、フルチューブラのボロン×カーボンブランクスで、

 ・加工時に割れやすい(過去バスロッドで経験)

 ・繋ぎ部が細い

 ・φ1.5では、ベンディングが合わない

等々、かなり難易度の高い修理でした。 自分用にΦ1.5やΦ2.0チタンを鯛ラバロッドでテストした経験が役に立ってよかったです。

​今回は、ティップが入り過ぎない仕様にしていますが、自分用には切り詰めずにティップが少し入る仕様にしようというイメージが湧き、いい経験になりました。

​SUPER AJIST TZ 60STT チタンティップ化修理

<折損チューブラをチタンに換装>

​ フルチューブラのロッドの折損修理。

 ブランクスの感じはヤマガ510のようなベンディング。

折損部の外径が2mm未満でしたので、ご依頼通りソリッドではなくチタンティップ化することができました。

​ 

18コルト(GCRTS-612L-T) チタンティップ修理

<折損チューブラをチタンに換装>

​ フルチューブラのロッドの折損修理。

 ファースト気味なハリのあるブランクスで、チタン化するにはちょうどよい感じです。 これまで修理した中では、一番バランスよい仕上がりに、自動的になってしまう素材でした。

 

​ 

 リメイク(ソリッド変更&2ピース化)

<製作例2のリメイク>

​ ハリのある感じで、ソリッドで、2ピース化

というお題でした。

 市販のソリッドロッドよりも短ソリッド、急テーパにしてハリを持たせました。 印籠芯材は、ブランクスAJX5919と同じテーパのAJX5917のB品から切り出し。

 ハリの感じ方は、ロッドワーク、操作の仕方によって、人それぞれなので、使ってもらって感想聞いて今後の参考にする予定。

SRAM UTR-55one-TOR CQC チタンティップ化

 TOPガイド下でのティップ折損、チタンティップに差替え。

 ブランクスがかなりハリが強いため、過去の補修と同じくチタンティップも元径の太いものを選択し、先端部分はオリジナルでテーパ調整。 今回はチタン部1ガイドがいいと思っているので、前回とは異なり1ガイドにしています。 

TICT SRAM UTR-61FS-T2 MasterPiece

 ソリッドティップ折損品のチタンティップ化。

凝った造りになっていて、途中で断念しかけましたが、なんとかチタンティップを繋ぐことができました。 自分用以外では最初のショートチタンです。

​ かなりカリカリなブランクスという印象で、今後はTICTのハイエンド品の補修は、折損リスクを承知の上での依頼以外は受けるのが怖いと思いました。

SIMANO Soare CI4+ S604L-S 

 ソリッドティップ折損品の換装。

ジャストエースのソリッドティップから根元径が合致して、長さの余裕のあるティップを選定して、長さ調整、オリジナルテーパ調整で補修しました。

​(チタンティップ要望だったのですが、チューブラ部の先端径が太いためできませんでした)
 

bottom of page